NISA口座をSBIから楽天証券に変更した理由・方法
私はこれまでSBI証券の一般NISAでNISA口座保有し、主にSMBCや三菱UFJ銀行といった高配当の日本株を保有していました。SMBCは取得単価高く、現在は含み損の状態ですがこれまでの年間配当を含めると若干プラス。UFJは含み益+配当で良いリターンをもたらしてくれています。
今回、SBI証券から楽天証券にNISA口座を変更。また、一般NISAから積立NISAへの変更も行いましたので、その理由、方法をブログにまとめていきたいと思います。
SBI証券から楽天証券に乗り換えた理由
SBI証券から楽天証券に乗り換えた理由は、楽天証券であればクレジットカードを利用しての積立NISAよう投信購入が行えるからです。
SBI証券でも2021年2月頃から、SBI証券とSMBCが提携したことによりSMBCのクレジットカードであればクレジットカードでの積立が出来るようになるそうですが、SMBCのクレジットカードに魅力は感じませんし、ポイント還元率も0.5%と楽天に及びません。楽天であれば1%のポイント還元、また貯まった楽天ポイントでの更なる投資も可能です。
楽天証券でのNISA口座開設方法
楽天証券でのNISA口座開設は楽ちん。まずは通常通り楽天証券に口座を開設し、開設後NISA口座開設の申請をオンラインで行います。
楽天証券の口座開設は、スマホで本人確認の手続きを完了する事が出来ます。指示に従い、スマホカメラを用いて本人確認書類、本人の顔確認を行うだけ。簡単です。
NISA口座の開設も、はじめての開設であれば口座開設同様、オンラインで完結できます。面倒なのは私が行ったような、他社からの乗り換え。オンラインでの申請後、他社からの「非課税管理勘定廃止通知書」か「非課税口座廃止通知書」原本を郵送する必要があります。
具体的には、まずは楽天証券で他社からの乗り換えでのNISA口座開設を申し込みます。この時、積立NISAにするか一般NISAにするかを選択できます。その後、楽天証券から郵送で送付する必要がある書類のリストや、返送用封筒が郵送されてきます。既にマイナンバーも登録していれば、郵送するのは他社からの「非課税管理勘定廃止通知書」か「非課税口座廃止通知書」のみ。郵送後、楽天証券での確認、更に税務署への確認が入り、最終的に口座開設が承認されるのは、私の場合書類郵送から約3週間後でした。
SBI証券からのNISA口座乗換方法
SBI証券からのNISA口座移管方法を解説します。
楽天証券でのNISA口座開設を申し込んだ後、SBI証券にNISA口座を他社に乗り換える事を通知します。この手続きは電話で行う必要があります。
私はそもそもNISA口座にある全ての証券を特定口座に移し、SBI証券のNISA口座を完全に廃止する必要があると思っていたので、オペレーターの方にNISA口座を他社に乗り換えたい、ついてはNISA口座にある株式を特定口座に移したいと伝えました。
そこでオペレーターの方から、今年度SBI証券でNISA口座を保有し、購入した分に関しては、来年度他社でNISA口座開設しても、SBI証券のNISA口座で保有可能との説明を受けました。自分の無知が恥ずかしくなりましたが、ありがたくNISA口座での保有を続けさせてもらい、来年度のNISA口座のみ他社で開設するための手続きをしてほしい旨伝え、数日後に来年度NISA口座を廃止するための手続き書類を受領。それに記入し返送して約一週間後、「非課税管理勘定廃止通知書」が届きました。
前項で記載した通り、これを楽天証券から送られてきた封筒に入れて、返送すれば楽天証券でのNISA口座開設手続き完了です。
この記事のまとめ
NISA口座をSBI証券から楽天証券に変更した理由、方法に関してブログに残しました。現在セゾン投信で投資信託を毎月1万、SBI証券でVYMを毎月3株、楽天証券で投資信託を2000楽天ポイントずつ積み立て投資しています。これに楽天証券で毎月3万円程来年から積立NISAを利用しての積立投信行っていくつもりですので、どこまでこの入金力を維持できるか分かりませんが、入金力維持・向上できるよう頑張りたいと思います。
米国ETF:3大高配当ETF (SPYD, HDV, VYM) 揃って増配
3大米国高配当ETFであるSPYD、HDV、VYMが揃って増配を発表。株価もCovid前の水準とまではいかないまでも、大きく回復し私の資産増大に貢献してくれていますので、増配状況をまとめたいと思います。
SPYD株価状況
SPYDの株価はCovid以前には38-39$と30$台後半で推移していました。今年の3月にCovid影響で株価低迷すると、半年以上経つ今もCovid前の水準まで回復できずにいます。それでも私がSPYDを購入したのはCovid後ですので、平均取得単価は28.65$。30$を超えた現在、800$近い含み益と分配金をもたらしてくれています。
※Yahoo financeより
SPYD増配
SPYDは9月に大きく減配を発表し、Twitter等でもSPYDにお別れを告げたという投稿を多く見ました。SPYDの性質上、この減配は仕方ないだろうとも思っていたので、私は固くHold。直近の12月の分配金では逆に昨年同期0.497$だった分配金を0.607$と増配してくれました。それでも年間の分配金では1.63$と昨年より減配となっていますが、取得単価は低いので私の場合年間配当利回りは5.7%となっています。
https://www.ssga.com/us/en/individual/etfs/resources/documents/dividend-distributions
HDV株価状況
HDVはコロナ前は95-97$程度で推移していましたが、3月時点では65$まで下げました。私は40株のみ保有しており、取得単価は82.91$。現在の株価は88.44$ですので、200$を超える含み益となっています。
※Yahoo financeより
HDV増配
HDVは今年12月の分配金で前年同期比18.5%の増配を発表しました。0.779$から0.923$と大幅に増配です。年間では3.208$から3.567$へと増配。HDVの2大主力であるXOM、AT&T株が配当を据え置いている中、助かります。
https://www.nasdaq.com/market-activity/funds-and-etfs/hdv/dividend-history
VYM株価状況
VYMはコロナ前は91-94$程度で推移。現在の株価が91.56$ですので、ほぼコロナ前の水準に戻っています。VYMに関しては、私は3株ずつ毎月積立、また株価の下がった10月に40株追加購入しているので、現在の平均取得単価は80.84$。含み益は900$を超えています。コロナ影響で65$程度まで下がった時に買えていればと思いますが、また下がるタイミングが来れば定期積立に加え、買い増したいと思います。
※Yahoo financeより
VYM増配
VYMも今期は増配、昨年同期が0.779$だったのに対し、今期は0.8096$になっています。年間分配金額は2.905$とHDVと比べると低く、配当利回りはSPYD、HDVより低くなっていますが、株価の上昇を考慮したトータルでのリターンは最も大きいです。
https://investor.vanguard.com/etf/profile/distributions/vym
この記事のまとめ
SPYD、HDV、VYM共にコロナ影響も大きく受け、その後の株価回復も緩やかだったため、手放す人も多く叩かれる事も多かった銘柄です。これら3銘柄須らくここに来て株価もある程度回復、中々の含み益をもたらしてくれています。株価低迷期を知ってしまうと、中々上がってくると追加投資がし辛くなりますが、少なくともVYMに関しては毎月の定期購入を続け、SPYD、HDVも少し下がるタイミングが来れば買い増したいと思います。
11月末の資産状況:高配当株の株価回復
11月末も最後の週末になりましたので、資産状況を更新したいと思います。11月はエクソンモービル、ETFのSPYD、VYMといった銘柄の株価回復のお陰で、総資産を大きく増やしてくれました。振り返ると、SPYDやVYMは含み損もそこまで大きくなることも無く、良い時期に購入出来ていたのかなと感じます。株価下落期に手放さず、購入続ける事が大切だと感じています。
米国株資産状況
米国株は全ての株価が10月末時点よりは上げました。特にエクソンモービル、VYM、SPYDの株価上昇が顕著。保有株数もある程度まとまった金額を保有しているので、インパクト大です。バンクオブアメリカは100株持っていましたが、50株利益確定。
ブリストルマイヤーズ、CVS、テスラどれも程ほどの利益が出たところで現金ポジションを少し上げるために売却してしまいましたが、どれもその後大きく株価上昇し、後悔。。。ホールド力大切です。
日本株資産状況
日本株も10月末より上昇。特にオリックスの株価上昇が顕著です。SMBC株も、特定口座入れていた200株は取得単価も低かったので、数万円の利益が出たところで一旦売却。また3,000円前後の水準になったら買い直したいと思います。
現在私はNISAを通常NISAで利用していますが、SMBC、UFJ株を配当をもらえたタイミングで特定口座に移し、積立NISA開設したいと考えています。
総資産
今月は株価上昇の恩恵もあり、総資産が初めて3,000万円を超えました。12月のボーナス、その後の駐在再開で更に資産を拡大していきたいところです。株式、投資信託で資産の約半分、現金で35%と割とバランスの良いポートフォリオに出来ていると思います。現金比率はもう少し下げても問題無さそう。
この記事のまとめ
11月は資産を増やす事の出来た1か月でしたが、これも株価が低い時期に仕込んでおけたから。中々株価回復せず苦しめられたXOM、SPYD、VYMでしたが、また株価が下がったタイミングで買い増し更なる資産価値の増大に努めたいところです。結局私の資産の中では、コツコツ毎月積み立てている投資信託、VYMのリターンが一番大きいのも事実なので、積立NISA、Idecoもスタートさせていきたいと思います。
11月は金融資産とは別に、第一子の誕生という何にも代えがたい資産を得ることが出来ました。妻子は負債なんて言うツイートも飛び交っていましたが、こんなに大切な資産は他にありません。
【米国株投資】AT&T連続増配継続なるか
連続増配高配当銘柄の代表、AT&T(T)ですが、期待される次回の配当発表が迫っています。今回はAT&T増配の歴史と、フリーキャッシュフローの歴史から、今後の増配可能性に関して分析していきたいと思います。絶賛含み損中ですが、やっぱり好きですAT&T。
AT&T増配の歴史
これまでの増配歴をリストにしてみました。2003年以降をピックアップしてみましたが、2007年までは0.01-0.02ドルずつ、それ以降は0.1ドルずつ毎年増配しています。リーマンショックだろうとサブプライムだろうと、変わらず毎年0.1ドルずつ増配している安定っぷりです。
2020 | 0.52 |
2019 | 0.51 |
2018 | 0.5 |
2017 | 0.49 |
2016 | 0.48 |
2015 | 0.47 |
2014 | 0.46 |
2013 | 0.45 |
2012 | 0.44 |
2011 | 0.43 |
2010 | 0.42 |
2009 | 0.41 |
2008 | 0.4 |
2007 | 0.355 |
2006 | 0.3325 |
2005 | 0.3225 |
2004 | 0.3125 |
AT&Tキャッシュフロー
以下はAT&Tのフリーキャッシュフロー歴です。2018年2019年こそ29Billion, 23Billionという巨額のフリーキャッシュフローがありますが、2017年以前は10Billion台です。
2020年3Qでは19.8Billionと20Billion近いフリーキャッシュフローがあり、Dividend payout ratioも56.7%。2017年の70%近いpayout ratioと比べれば何てことない配当性志向です。
2019 | 29,233.00 |
2018 | 22,844.00 |
2017 | 17,363.00 |
2016 | 16,926.00 |
2015 | 16,662.00 |
2014 | 10,139.00 |
2013 | 13,852.00 |
2012 | 19,711.00 |
2011 | 14,633.00 |
2010 | 15,692.00 |
あるか増配
これまでの増配歴、フリーキャッシュフローの充実っぷり、最近更に順調に進めている資産整理を鑑みると、次回2020年12月も1セントの増配は固いだろうと思わされます。
以下の記事でも、AT&Tの増配は固いだろうとの記述。大賛成です。
https://seekingalpha.com/article/4384665-t-dividend-raise-coming-soon
この記事のまとめ
株価自体の上昇も期待されており、増配の期待も高いAT&T。先日株価26$台まで下がった際に買い増せなかったのは残念ですが、本日時点で27.5$、増配発表までまたもう少し下げるタイミングがあれば買い増したいと思います。(現在400株保有)
10月末の資産状況:米国株暴落の結果
10月31日という事で、10月末時点の資産状況の整理、公開を行っていきたいと思います。10月は最終週に一気に米国株が暴落したので、含み損が一気に拡大しました。。年間予定配当額は増やせたので、配当さえ貰えれば2年で取り返せると自分を奮い立たせています。
米国株状況
今月は新たにブリストルマイヤーズスクイブ、ロイヤルティファーマ、テスラ、ズームを購入。またAT&T、アルトリア、VYMの買い増しも行いました。軒並み購入した直後から下がってくれました。
アルトリアは電子タバコの減損で赤字決算にはなっていますが、売上もEPSも市場予測を上回り、この9.4%の配当利回り。前回の配当では増配も続けていますし、更なる買い増しを検討したくなります。
エクソンは何とか配当を維持してくれました。連続増配は止まってしまいましたが、配当の維持さえ何とか頑張ってくれれば良しとしましょう。
テスラ、ズームといったグロース株にも遊び程度に手を出してみました。大統領選挙後には上がって欲しいものです。
しかし6,000ドルを超える含み損は痛い。
日本株状況
日本株の状況ですが、こちらも含み損拡大中です。折角ANAを2560円の際に見限って手放したにも関わらず、新規に買い増したSMBC200株、MUFG300株が含み損を拡大し、バフェットに騙された住商が更に株価下げ続けてくれています。
MUFG、SMBCは配当も頑張って欲しいですが、株価上昇にも期待しています。MUFGはこれまでもキャピタルゲインで何度か稼がせてもらっているので、再度上昇して欲しい所。
総資産
他にセゾン投信で積み立てている投資信託で151万はほぼ変化なし。社債のソフトバンク200万も保有中。社債からは、1万3,000円の分配金を10月に受領しました。
今月は引っ越しに伴うカードの支払いも多くあったので、総資産は100万程減少しました。
まとめ
今月は米国株、日本株共に最後大きく下げたので、資産を増やす事は出来ませんでした。来月は遂に父になる予定のため、出産に伴う費用やら、その他諸々の出費もあるでしょう。株価が上がってくれなければ、11月も更に資産減らしていきます!
AT&T 2020 3Q決算: 今後どうなるのか
10月22日AT&Tの決算発表が行われ、一時期26USD台まで落ち込んでいた株価も22日は28USDを回復してきました。配当も安定していて、圧倒的な負債はあるもののCash flowも十分あるのに何故ここまで低評価されるのか未だに理解できませんが、決算発表結果をまとめたいと思います。
決算概要
AT&T HPから、決算概要です。
- 売上は42.3 Billion USDと前年同期比5%減。Analyst予測は41.6 Billionと予測をBeat。
- 営業利益は6.1 Billion USDと前年同期比22.4%減
- 純利益は3.2 Billion USDと前年同期比19.8%減
- EPSは0.39$と前年同期比22%減 (調整後EPSは0.76$とマーケット予想と一致)
- 売上へのCovid19のインパクトが2.5 Billion USDとしており、Covidが無ければ前年同期を超える売り上げが期待できたようです。
- 純負債は149Billion USD。2年前にTime Warnerを買収した頃よりも20Billion 以上純負債を減らしています。Conference callでもdebt managementは成功していると強調。
- 営業活動によるキャッシュフローは、33Billionと前年の36.7Billionから3.7 Billion減
- Free cash flowは前年の6.2 Billionから2Billion増やし8.27Billion
- 2020年通期のFree cash flowは26 Billion USDと予想
今後の見通し
https://www.wsj.com/market-data/quotes/T/research-ratings
Analyst予測を見ると、27名中Buyが7名、Holdが16名、Sellが4名となっており、Target Priceは31$となっています。
以下では適正株価は24$だなどという発言もあります。
コロナの恩恵を受け、HBOの登録者数は3800万人と前四半期の3630万人から大きく増加。しかしHBOにはNetflixやDisneyといった競合がいるため、今後どうなっていくかは全く楽観視できません。私自身Netflixユーザーであり、HBOのOriginal作品は過去にゲームオブスローンズをHuluで観ていたのみ。今はHuluも解約しています。ゲームオブスローンズ級の大作が出てくることに期待。。。
携帯料金プランの新規契約訳者数は、市場予測の9000人減けた違いに上回り64万5000人増。誰だこの予測出したの。今回はこのとんでも予測があったのも良い方に影響し、株価は一時的に上昇しましたが通期決算ではこうもいかないでしょう。
私のAT&T投資
私自身はAT&T株を400株、平均約定単価29.1ドルで取得しています。現在は絶賛含み損ですが、配当さえ安定して入ってくれれば文句なし。負債は大きく減配の声も聞こえますが、Cash flowは安定しており、36年連続増配を途絶えさせたくない事は確実なので、増配の可能性も十分あると考えています。
私の方針としては、現状の400株はHold。また26$まで下がってくるような事があれば、買い増しも検討したいと思います。
この記事のまとめ
AT&T株、過去の大型買収によるSky highな負債でマイナス評価されがちですが、決算自体は決して悪くありません。PERも11.8%と割安。
【米国株投資】キャッシュフローモンスター ロイヤルティファーマ
先日Twitterを流し読みしていたところ、広瀬隆雄氏がロイヤルティファーマをキャッシュフローモンスターと評しているのを見ました。今年上場したという事は何となく記憶にありましたが、これまで調べた事も無かったので勉強がてら調べてみました。
ロイヤルティファーマとは
ロイヤルティファーマ(RPRX)は、バイオ医薬品投資企業。バイオ医薬品のロイヤルティ(使用料)の購入や、新しい治療法への資金提供などを行っている企業との事。
ホームページを見てみると、医薬品企業ではなく映画に出てきそうなウォール街の投資銀行といった様子の写真が。
それもそのはずで、創業者は投資銀行ラザード・フレールのバンカーであったパブロ・レゴレッタ氏。彼が投資銀行時代、バイオ医薬品企業投資を担当していたため、その経験からこの事業を始めたようです。
ホームページの投資歴を見ると、大手企業以外にも大学や研究機関からも権利を買い取っており、例えば2005年頃Emory UniversityからHIVに関する権利を買い取り、それをギリアドやBrystol Myersといった、私も株を保有している企業にライセンスし、ライセンス使用料を得ているようです。
新薬に役立つ発見はしたものの、それを金にする事が得意ではない機関や、すぐに現金化したい企業のための新たなマーケットを創出した企業がこのロイヤルティファーマという事でしょう。
財務状況
未だ第三四半期の決算発表は行われていません。第二四半期の決算発表を見ると、
Adjusted Cash Recepit は前年同期比24%増の462 Millions USD。Cash Flowは前年同期比47%増の369 Millions USDと好調。ロイヤルティファーマの収益はロイヤルティなので、通常の企業の様にRevenueやSalesとしては出てこず、Adjusted Cash ReceiptがRevenueやSalesと同様のもので、Adjusted Cash FlowがNet Incomeと考えると分かりやすいです。利益率半端ないです。
Royalty Aquisitionを見ると、今年だけで1.7 Billions USD分のRoyalty買収を行っています。Bristol Myers Squibb社が販売する、急性骨髄性白血病の治療薬のロイヤルティであったり、Merck&Co社が販売し、日本でも許可されているサイトメガロウイルス感染症の治療薬のロイヤルティ等を買収しています。
B/Sを見ても、今年IPOを行った事、また本業によるキャッシュフローが好調だった事により現金が大幅に増え、2,787 Millions USDの現金相当資産を保有しています。昨年同期は341Millions USDでした。更なるRoyalty投資への体力は十分にあります。
更に通年でのAdjusted Cash Receiptの予測を1,720 Millions USDから1.760 Millions USDへと引き上げています。
この株は買いか
ロイヤルティファーマは上場時点で既に莫大な黒字を出しており、今年株価急上昇で多くの投資家に利益をもたらしたハイテク株とは状況が異なります。今後の戦略として、5年間で更に7 Billions USDをつぎ込み、更にキャッシュフローを向上させていくと語っており、更なる成長は期待できます。しかし、それを考慮した上での現在の株価であり、株価の急上昇が見込めるかと言うと、そういう銘柄でも無いと思います。
しかし長期的に見れば、今後も成長を続けていく企業、銘柄であり、上場直後から配当も出してくれる稀有な銘柄ですので、私は長期保有目的で購入しても良い株だと思います。
この記事のまとめ
ロイヤルティファーマはキャッシュフローモンスター。
従業員数わずか35名でこのキャッシュフロー。
今後も安定的に成長。
私はまずは20株のみ購入しました。