アフリカでExpat~駐在帰国後、米国株投資やら優待株投資やら

アフリカ駐在で貯めた資金を、米国株や優待株に投資しています。投資を通じて学んだことや、資産状況の公開、またアフリカ駐在の与太話を記載していきたいと思います。

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Gilead Sciences (GLD) 増配・4Q決算


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Gilead Sciences (ティッカー GLD)が2月4日に4Qの決算発表、また増配の発表を行いました。私が保有するGilead株は100株のみですが、初めて購入したのは昨年7月に50株。それ以降株価低迷時に50株買い増す事で取得単価を下げ、現在平均取得単価67.54ドルになっています。

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Gilead Sciencesとは

Gilead Sciences (GLD)は1987年創業の製薬会社。主に抗ウイルス薬の製薬を行う。

Wikipediaでは製薬会社として、2020年度世界18位の売り上げとなっています。昨年はCovid-19治療薬として、Gilead製のレムデシビルが多く話題に上りました。アメリカではトランプ元大統領に投与されたことも話題になったり、WHOはレムデシビル投与を非推奨にしたりとニュースになり、そのたびにGileadの名前も話題になりました。

そもそもはエボラウイルスへの抗ウイルス薬として作られたレムデシビルですが、現在はアメリカの入院患者の半数以上に対し治療薬として使われているとの事で、Gilead社の売り上げをけん引しています。

4Q決算概要

4Qでは、売上高アナリスト予想73.3億ドルに対し、74.2億ドルと上回り、EPSアナリスト予測2.15ドルに対し2.19ドルとこちらも上回る好決算となりました。特にレムデシビルはアナリスト予想13.4億ドルに対し、19億ドルと大きく上回る結果。売上高に占める治療薬では、ギリアドの最大の売上高はHIV関連製品が42.5億ドルと最大になっています。

以下は通年でのNon-GAAP BasisでのFinancial Highlight。2019年にはなかったVeklury (レムデシビルの商品名)が加わった事で、売上増。Net incomeも2019年より14%増えています。*GAAP BasisだとNet incomeは大幅減。正直このあたり、どう修正しているのか良く理解できていません。

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*ギリアド社決算発表スライドより

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レムデシビルは2021年も20-30億ドルの売り上げを見込まれているものの、ワクチンの普及に伴い使用も減ると見られ、恒常的なキープロダクトとは成り得ないと見られています。現在Covid影響により販売が減っている、HIVC型肝炎治療薬の売り上げ増に期待。

2021年のキーエリアとして、Gileadは抗HIV薬のBiktarvy、B型慢性肝疾患薬のVemlidy、肝炎ウイルスへの治療薬Hepcludexや、乳がんの治療薬Trodelvy等を挙げています。多くは昨年買収により獲得した新薬です。

 

配当に関して

Gileadは2016年から連続増配中。今回2021年2月4日に発表された増配により、6年連続増配となります。前回まで年4回の配当で1回につき0.68$だった配当金は、今回の増配により0.71$に。年間2.84ドルの配当となります。

決算発表後、株価は上昇し現在68.46$となっていますが、配当利回りは4.1%と高配当。今後も安定した配当を期待できる高配当銘柄です。

この記事のまとめ

Gileadはレムデシビルのコロナ治療薬としての採用の割には、いまいち株価が伸び悩んでいます。最初の購入はレムデシビルが話題になったタイミングでの購入だったため、高値掴みしてしまいましたが、その後の伸び悩みのお陰で私も比較的良い価格で買い増し出来て、平均単価も下げられました。高配当で永年保有できる銘柄と思っていますので、今後も買い増しつつ長期保有していきたい銘柄です。