アフリカでExpat~駐在帰国後、米国株投資やら優待株投資やら

アフリカ駐在で貯めた資金を、米国株や優待株に投資しています。投資を通じて学んだことや、資産状況の公開、またアフリカ駐在の与太話を記載していきたいと思います。

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米国株投資:ローズタウンモーターズ (RIDE)に関して


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2020年末、広瀬氏が紹介していたローズタウンモーターズをいつかTeslaのようになる期待を込め、50株のみですが購入してみましたので紹介したいと思います。

 ローズタウンモーターズは、2018年にSteve Burnsなる方により創業。この方、同じくElectric Vehiclesを生産するWorkhorseも創業した方です。Workhorseは主にEVによるデリバリートラック、デリバリードローンを製造しており、DHL/Fedexといった企業を顧客としているようです。

 

ローズタウンモーターズとは

ローズタウンモーターズ(ティッカーRIDE)は2018年に創業。2019年に正式にGM ローズタウン工場(2019年まで小型セダン・シボレー「クルーズ」を生産)を買収し、EVの製造に着手します。

このGMローズタウン工場は、620万平方フィートの広大な土地で、元々年間40万台ペースでクルーズを生産してきました。ローズタウンモーターズのホームページによると、彼らがここで製造するEVは年間60万台のキャパらしいです。

ローズタウンモーターズのマネジメントには、CEOとしてWorkhorse創業者のSteve Burns氏。他に各ポジションにTOYOTA, GM, Tesla, VW, Hyundaiといった企業の要職を務めた方々を要し、自動車業界に精通した方々をマネジメントとしています。

ローズタウンモーターズが製造するEVはピックアップのEndurance。販売開始は2021年9月予定ですが、既にUSD 2 Billionを超えるpre-orderを受けているとの事。

ホームページの写真もかっこいいです。

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lordstownmotors.com

財務状況・予測

未だ販売開始していませんので、当然ながら2020年度の売り上げは無し。

あくまで予測ですが、彼らがアナリスト向けに発表している財務状況の予測が以下。2021年後半に販売開始ですので、さすがに2021年中の黒字は不可ですが、2022年からの黒字を期待しています。まずは予定通り、2021年3Qに販売開始できるかが勝負。その辺りの株価と、2022年に黒字化達成できるかが重要になりそうです。

https://investor.lordstownmotors.com/static-files/dfd67a8c-d64f-411d-902f-79c5aeffe1e8

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Endurance

Enduranceの特徴をいくつか挙げると

  1. First Full size pick up EV
  2. Cost competitive
  3. Hub motors

といった点が挙げられます。

①Full size pick up EVとしては、他にテスラのCyber truckやFordのF-150 EVがありますが、ローズタウンモーターズは元々自動車を製造していたGM工場を活用する事で、これら2社よりも先行してFull size pick up EVを発売する予定です。そもそもテスラのCyber truckとはターゲットとしている層も違いますが。

②Enduranceはそのシンプルな作りからも、価格面で優位性があります。以下は同じくAnalyst 用にローズタウンモーターズが発表している資料です。Expected priceとして、TeslaのEVよりもはるかに安い設定になっています。(7,500ドルのFederal Tax Creditを織り込んだ値段。) TeslaのCyber Truckの未来感も凄くて魅力的ではありますが。。

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販売価格だけでなく、メンテナンスやオペレーティングコストも魅力的。Total Costでは、Ford F-150 Lariatと比べて約2万ドル安くなると試算しています。

https://lordstownmotors.com/pages/endurance

③このHub motorsという方式を採用したことも、画期的な点らしいです。Endurance HPによると、4つのタイヤそれぞれにモーターを組み込んだ事で、部品数の大幅な削減に成功。これまで一つのエンジンによる動力を、それぞれのタイヤに伝えるために必要だった数千の部品が、それぞれのタイヤにモーターを組み込むことで不要になった。それによる部品点数の削減でコストの削減、メンテナンスの容易さを生み出しているのだとか。以下、HPのイメージ写真です。

こうなると安全性が不安ですが、HPによると安全性のレーティングも最高評価だとか。どこのレーティングか記載無いので良く分かりませんが。。

lordstownmotors.com

この記事のまとめ

私は車にはほとんど興味が無く、レンタカーでも運転のしやすい日産マーチやスズキの軽自動車を選ぶような人間ですが、このEnduranceやTesla Cyber Truckは一度乗ってみたくなってしまう魅力があります。

約22ドルで50株購入しましたが、アメリカの自動車販売で最も利益率が高いというピックアップ市場、RIDEがEnduranceでガンガン設けて、Teslaのようなテンバガー株になってくれるのを期待して、今後も買い増していきたいと思います。