アフリカでExpat~駐在帰国後、米国株投資やら優待株投資やら

アフリカ駐在で貯めた資金を、米国株や優待株に投資しています。投資を通じて学んだことや、資産状況の公開、またアフリカ駐在の与太話を記載していきたいと思います。

MENU

【米国株投資】Bristol Myers Squibb株を購入


スポンサードリンク

10月5日、製薬大手のBristol Myers Squibbが同じ製薬会社のMyoKardiaを現金13.1 Billion USDで買収とのニュースが出ました。恥ずかしながら、私はこの会社に関し、会社名も何をしている会社かも知りませんでした。

Twitterを物色していたところ、この会社が買いだとのTweetを見て、興味を持ちました。少し調べて早速40株ほど購入しましたので、概要をまとめたいと思います。

Bristol Myers Squibbとは

Bristol Myers Squibbは、1989年にBristol MyersとSquibbが合併し出来た製薬大手企業です。BristolとSquibbはそれぞれ19世紀に誕生、非常に歴史の古い会社です。HIV治療、がん治療、心血管系の治療薬に定評があります。親しみやすいところでは、頭痛薬のバファリンの製造元として有名ですが、小野薬品工業と共に開発したがん治療薬のオプジーボも有名です。製薬業界の売り上げランキングでは、武田薬品工業より若干売り上げが劣るものの、世界でも売上10位以内に入っている巨大企業です。

10月10日現在、株価は61.82米ドル、PER9.8倍と割安な状況です。私が購入した際直後は、大型買収によるキャッシュの減少を不安視してか、一旦株価下がりました。しかし、早速7日にオプジーボ胃がん食道がんに用いた臨床試験で検査結果に有効性が見られた事から、株価は上昇中です。ちなみにオプジーボは、既に65か国以上で承認を受けており、メラノーマや肺がん治療に使われています。

Bristol Myers Squibb配当状況

Bristol Myersの現在の四半期配当は0.45米ドル、年間では1.8ドル。配当利回りは2.98%となっています。

連続増配も9年を記録しており、安定した配当支払いを続けています。

MyoKardiaとは

MyoKardia社は5日にBristol Myers Squibb社が買収を発表した企業。現在臨床段階のバイオ医薬品会社です。臨床段階ではあるものの、肥大型心筋症の治療薬であるマバカムテンの研究、開発を行っています。

肥大型心筋症は、突然死のリスクも高い病気ですが、現在対症療法しかありません。肥大型心筋症には、閉塞性と非閉塞性のものがあるらしいですが、マバカムテンはその両方への効果が期待されています。今年5月には、閉塞性の肥大型心筋症で第三相臨床試験での有効性実証を発表しています。来年にはFDAへの申請を行い、治療薬が市場に出回ることが期待されていました。

この5月の発表前は60ドル台だった株価は、5月の発表で120ドル近くまで株価を上昇させました。そして今回の10月5日の買収発表で、MyoKardia社の株価は220ドルを超えています。

この買収による影響は

Bristol Myers は昨年にもバイオ医薬品セルジーンを740億ドルで買収し、がん治療分野を強化していましたが、この買収によりがん治療分野への依存を提言すると言われています。2022年には主力のがん治療薬であるレブラミドの特許の一部が切れることもあり、マバカムテンは2023年からの利益の押し上げに寄与するものと見られます。

Bristol Myersはこれまでも買収により、オプジーボを獲得し売り上げを伸ばし、会社を成長させてきたりと効果的な買収により企業価値を伸ばしてきています。

マバカムテンは未だ競合他社が臨床試験を終えるにはまだまだ時間がかかると考えられており、先行者利益を享受できると考えられます。

この記事のまとめ

PERが割安で、非常に価値のある薬を供給し、また新たに供給しようとしている同社。安定的に増配も続けていますし、株価上昇への期待も大きいです。

今後も買い増し応援していきたいと思います。